第12回:洪水(河川・デルタ)と 波浪・潮汐による 沿岸部の 浸水・高潮


地学概論A 第12回 洪水 配布資料 カラー.pdf
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地学概論A 第12回 復習問題.pdf
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 大陸棚の発達している海岸や湾の中では(これらの地域で津波の波高が増すのと同じ原理で)潮の満ち引きの差(潮間差)が大きいです。大潮(月と太陽が直線状に並ぶとき)に潮間差が大きいですが、世界最大の物はカナダ東岸・ノバスコシア州とニューブランズウィック州の間にあるファンディ湾(Bay of Fundy)で、なんと 16.5 m (5階建てビルの高さ)もあります(日本だと有明海や細長い湾の奥などを除き、大抵の場所で潮間差は1m程度しかありません)。こんなに凄い潮の満ち引きが1日に2回も起こるのです。ちなみにこういった潮間差の大きな地域では、住宅や畑が潮が一番高く来る場所よりも上に作ってあり、広大な潮間帯(引き潮の時の干潟など)には漁師さん以外は(安全のため)立ち入り禁止になっていたりします(日本でも3.11の津波後の町の再建に、同じようなアイデアを取り入れれば良いのですが)。ちなみに、下のビデオでは、潮が満ちてくると、木製の桟橋も一緒に浮き上がってくるように作ってあります。超越的な自然現象と共に生きる人間の知恵ですね。

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