(お知らせ) 中間試験の範囲について:
授業の第1回(イントロ、宇宙・地球の歴史1)~第7回(堆積環境2:砂漠・サンゴ礁、etc.)までにします。
第8週の分を期末試験に回す理由ですが、
(1)講義7回分を 中間試験の範囲にすると、期末試験の範囲も講義7回分になる。
(2)第2回~第4回(地球史と生物・人類の進化)と第5回(プレート・テクトニクス)は 覚えたり理解する量が他の回よりも多い。
(3)第8回の講義を中間試験に入れると、じっく復習したり復習問題を解く時間と中間試験の準備時間が重なってしまう。
(4)第10回(地震)以降は災害の事例のドキュメンタリー風な引用(ケース・スタディー)が多くなるので、理解しやすく、覚える量が比較的少ない。
などです。また、第8週の授業で学ぶ褶曲・断層(特に断層)は次回の授業(地震)と強く関連していますので、第8週の授業については 中間試験後に復習すると良いでしょう。
(以下は第7回・堆積環境2の Webpageの冒頭に 6月1日・月曜に掲載:ビデオと説明文を追加):
復習問題を授業の前にアップロードすると、授業中に問題だけ解いて、授業終了直後に、解けなかった答えを「問○の答えは何ですか?」と まだ講義室で片付け中の私の所に 聴きにくる学生さんが(今年も)数名現れましたので、復習問題は授業終了後(同日)にアップロードします。
このサイト内の「選択問題の必勝法」の ページにも書きましたが、授業中 答えだけを(リスニング・テストの聞き取りの要領で)埋めていく、あるいは授業後であっても 資料などを読みながら関連する箇所をサッと探して答えだけを(じっくり考えずに)書き出すなど、暗記のための学習法だと 自分で考える力がつかず、大学の試験だけでなく、就活・大学院試の試験 (TOEICを含む)や 面接などでも 自分が思っている程の成果が得られません。本来ならば、本人の潜在能力に見合った、もっと高い点数や結果が付いてくるはずなのに、です。英語ですが、上のビデオに登場するアメリカの女子大生も 「暗記ばかりに労力を費やすのは時間の無駄。各授業や関連資料の話の流れ、論理展開が理解できていれば、答えは自ずと解るから、良い成績が取れる。」と 同様の コメントをし、視聴者からも高評価を得ています。
英検準2級(高校1年程度の英語レベル)から英検3級~5級(中学生の英語レベル)の試験のように、単語の意味など、「知っているかどうか」を問うような試験、丸暗記で合格できる簡単な試験の場合(受験者が必要最低限の レベル を クリアしているかどうかを問う試験で、合格者数に制限がない場合)にはそれでも何とかなりますが、大学の試験・レポートの目的は 学生の学力を「必要最低限のレベル以上の知識があるか(可 以上の評価)」という点から白(合格)・黒(不合格)で振り分けるためではなく、その科目に特化した場合の受講生の理解度の差を見極めて(例えば、合格者の上位何パーセント以内か)というのを 秀・優・良・可 の4段階(不可も入れると5段階)で評価するのです。
これは他の大学・科目についても言える事ですし、ここ数年、特に最近はこのように厳格に成績評価を行うよう、文部科学省からも大学本部側からも教職員にますます厳しく通達・指導されています。詳しくは「選択問題の必勝法」のページをご覧ください。
「大学の成績・就活なんてどうでもいいや。」「ギリギリ単位さえ取れて卒業できればいいや。」という人はともかく、「バイトやサークル活動で 授業の復習をする時間がない。」(けど 良い成績も取りたい)という方は、自分の興味・関心の高い科目、自分の卒業研究や進路・日常生活に絡めて学習したい『自分の重点科目』に ついてだけは (予習よりも)復習を通じて自分で考えるようにすると、半年、1年も経てば、自分が頑張っただけの成果を(成績・習得単位数などから)実感 出来るようになり、更に やる気も湧きますから、そこから始めると良いでしょう。