第1回 イントロダクション・地球進化史 (1)

配布資料_Apr16Thu2015.pdf
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 復習問題(ダウンロード配布資料の最後のスライド)は教科書・配布資料を読みながら(授業を思い出し、太古の昔に思いを馳せ、当時の様子を思い浮かべながら)解いてみて下さい。試験は復習問題を選択式(4択)にした物から出題します。丸暗記ではなく、きちんと論理的に理解しているか(似通った用語・事例との違いなど)が問われますので、きちんと指定教科書を読み、授業に出て、しっかりと復習をしましょう。選択問題の必勝法については、試験対策のページにまとめてあります。


 この授業で使用する図・写真のうち、出典の記載していない物は、私が個人で撮影あるいはWeb用に購入した写真を除き、以下の教科書(の付属CD)から引用しています(理学部・地球科学科の1年生が前期から使っている教科書です)。

 

Essentials of Geology, 10th Edition, 

Frederick K. Lutgens, Edward J. Tarbuck, Dennis Tasa

Pearson Education, Inc. (CD 2009)

 

 現在ペーパーバック版は2012年の物が、Kindle版は2013年版の物が出ています。

 

http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&url=search-alias%3Daps&field-keywords=Essentials+of+Geology

 

 興味のある方、教職など、将来授業で使う予定の方は、最新版でペーパーバックの物を購入される 事をお勧めします。付属CDに図や写真のファイルが付いています。



↑(出典:Wikipedia)

 

↓ノーベル物理学賞を受賞された益川先生(下の写真)の研究は、この宇宙の始まり(ビッグバン)を量子物理学の観点から明らかにしました。下の写真は受賞後に益川先生が千葉大に講演に来られた時に撮影。隣は私の友人・物理学者(量子力学)で、筑波大・准教授(工学部)のジェームズさん。益川先生の横だと、ジェームズさんも さすがに緊張していますね。


 宇宙の歴史、太陽系の歴史については、天文学を 高校地学で教えて居ない高校が圧倒的に多いため、この授業でも上記のスライドで示した様に 短く簡単にしか扱いませんが、NHK Eテレ 高校講座・地学基礎 の 第1回~第9回に動画で解りやすくまとめてあります(1回15分程度。各回のまとめを文と図・写真でも観れるようになっています)。興味のある方は、以下のサイトからご覧ください。情報量が多いので、一度に1回分ずつ観ることをお勧めします。

http://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/chigakukiso/


 それでは授業の残り時間で、地球の内部構造や形状・大きさについて見てみましょう。小中学校でも学びましたね。


 この計算法を使い、日本地図で有名な江戸時代の伊能忠敬も地球の大きさを測り、かなり正確な値を得ています。計算法、伊能忠敬のエピソードについては、NHK Eテレ 高校講座・地学基礎 「 第18回 第3編 地球 地球の形と大きさ 」で解りやすく紹介されています。以下に登場する回転楕円体についても、そのきっかけとなったニュートンの研究の部分までは紹介されています。

 

コロンブスの伝記などに出てくる、地球平面説は誤信です。

 

詳しくはこちら(Wikipedia:地球平面説という神話


 この測量は(太陽ではなく)恒星の角度の変化によって、測量隊の居る緯度が決定されました。

 その結果、低緯度(赤道付近)の方が、高緯度(極付近)よりも緯度1度あたりの長さが短い事が解ったのです。このあたりの経緯については、指定教科書に書いてありますし、高校地学の試験や大学入試でもよく出題されるトピックなのですが、出来ない学生さんが多いです。

 なぜ赤道付近が(極付近よりも)緯度1度当たりの距離が長くなると両極が潰れた(上の図でa>bの)回転楕円体になり、逆に赤道付近の緯度1度当たりの距離が短くなると両極を通る軸が伸びた(上の図でa<bの)回転楕円体になるのか、以下のサイトをご覧下さい。


http://kou.benesse.co.jp/nigate/science/a13g01bb01.html


 最後は地表などで観察できる岩石の種類についての基本のキの復習です。これも中学で学んでますよ。


おまけ

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